GSF MeetUp Tokyo


詳細
◆イベント概要◆
ソフトウエアのCO2排出量の削減を目指すグローバルな非営利団体 Green Software Foundation(GSF)が世界各地で実施している「GSF MeetUp」の東京イベントを2023年4月21日に開催します!
本イベントでは、NTTデータ、日本マイクロソフト、インテルからの講演を通じて、産学協同で取り組むGSFの最新情報から問題解決へのヒントをご提供します。
- 開催方法 オンライン、オフラインのハイブリッド
*オフライン会場:日本マイクロソフト株式会社 品川本社31F
東京都港区港南2丁目16−3 品川グランドセントラルタワー
(会場の都合上、大変恐縮ですが希望者の中から抽選で最大30名とさせていただきます) - 開催日 2023年4月21日(金)19:00-21:00
- 参加費用 無料
◆アジェンダ◆
1. Green Software Foundation 2022年の振り返りとこれから 下垣 徹 @ NTTデータ
2021年5月に立ち上がった Green Software Foundation も取り組みを拡大し、42組織、約1,000人で活動するコミュニティとなりました。2022年は多くのアウトプットがあった年で、立ち上がり当初からすると大きく飛躍したと言えます。本セッションでは Green Software Foundation の年次報告書をもとに、この1年で取り組んだことの振り返りと、2022年にバージョン1.0 をリリースした SCI (Software Carbon Intensity / ソフトウェア炭素排出量の炭素強度)の ISO 化をはじめとして、2023年に予定している取り組み内容についてご紹介します。
2. 明日から始める!ソフトウェアのグリーン化 末永 恭正 @ NTTデータ( @YaSuenag )
ここ数年、環境に対する意識が世界中で急速に高まっています。私たちの次の世代が安心して暮らせる持続的な社会の実現のため、企業は業界を問わずESGを意識した経営が求められ、SDGsへの取り組みを積極的にアピールするようになりました。その流れは当然IT企業へもやってきています。以前から建物やハードウェアについては活発な議論がありましたが、ソフトウェアがこの文脈で議論されることはほぼありませんでした。ソフトウェアエンジニアがこの分野で貢献できることはないのでしょうか?
本セッションではソフトウェアにおけるグリーン化の世界的な状況と、それを実践するための"Get Started"的なものをご紹介します。
3. マイクロソフト各製品サービスに見る、GSF 実装例 畠山 大有 @ マイクロソフト( @dahatake )
SCI や Carbon Aware SDK など、GSF で議論されている仕様やSDKなどは、抽象的なものも多いです。また、カーボン排出の根拠となるデータがかなり曖昧なところもあり、いざ実装しようとなると躊躇することも多いと思います。
そんな中で、Microsoft は各種製品・サービスに既に Carbon Aware のためだったり、また、GHGプロトコルの一部にも使えそうなデータソースとなるような実装を幾つか始めています。ここでは、それらの実装例を製品機能を知るのではなく、実装の実体を見ていく事で、自分たちがどのように今取り組めるのかの参考にします。Product Manager の気持ちで一緒に見ていきましょう。
4. 全体最適へのチャレンジ〜ソフトウェアから空調機まで 高木 正貴 @ インテル
グリーンというテーマでは、これまで、とかく実際に電力に絡むファシリティに目がいきがちでした。15年くらい前だと、データセンターはとにかく機器を並べて空調を効かせていましたが、今は暖気と冷気をきれいに分けて、空調も設定温度が上げられるなど効率化が図られています。しかしながら、それでもまだ効率化できる部分が残されています。このセッションでは、日頃ソフトウェアに携わる皆さんがあまり意識しないであろう空調機のレベルから、IT機器、ソフトウェアまでをどのように最適化できるのか、また実現を阻む問題についてご紹介します。

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GSF MeetUp Tokyo