◆歴史漫画で読書会◆横山光輝「史記」を読もう◆その2◆

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学生時代は暗記科目で苦痛だったけど、最近歴史に興味が湧いてきて、改めて知りたい・学びたいという方は結構いませんか?
でも、本を読む時間がなかなか取れない、読んでもなかなか頭に入らないという方もいるかもしれません。

幸い、日本には優れた歴史漫画がたくさんありますので、これらをみんなで読んであれこれ語り合うと、楽しく歴史に触れられてよいのではないかと思い、この会を企画しました。

史記(しき)は、今から2000年ほど前、古代中国の前漢(ぜんかん)時代に司馬遷(しばせん)が記した歴史書で、四面楚歌、臥薪嘗胆、背水の陣といった故事成語の元ネタがたくさん出てきたり、人間や組織、社会に対する深い洞察が得られる書として、長年愛読されてきました。

ネタ本は、三国志でおなじみ横山光輝の漫画「史記」です。
前回は、登場人物の見分けがつきにくいという横山あるある(笑)を始め、こんな話が出ました。

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第1話 司馬遷
○宮刑を受ける
細菌に感染しなかったのだろうか?
三国志で華佗が麻酔を使う場面があるが、この時代はまだ麻酔は無い、激痛だったはず…
術後の措置(二、三時間歩かせる、三日間は引水も不可など)を、既に手法が確立しているのが凄い

○史記が完成し、娘に託す
巻物のように描かれているのが面白い
→紙は後漢になって発明されるから、この時代は竹簡のはず

宦官なのに娘?
→司馬談臨終のときにいた孫娘と同一人物?または養女?
「陛下の逆鱗にふれる箇所もあろう。それゆえ陛下の存命中に人目に触れさせてはならぬ。目にとまれば一族まで災いが及ぶ恐れもある」
→めちゃくちゃ用心深い
→司馬遷は武帝を全く評価していなかった(無理もないか)

第2話 名宰相・管仲
○桓公死後の放置
後継者争いの間、桓公の遺体は放置され蛆が湧いたとのことだが、葬儀をするぐらいの時間はなかったのか?
→葬儀をするとなるとそれなりに準備が必要で、その間に敵方に出し抜かれたくなかった?
→死んでしまえばもう終わり?

昔は子供の死亡率は高いので、家系を保つには、子供を多く作る必要があった。
しかし子が多いと争いも起きやすいので、難しい。
→清の雍正帝が、生前に後継者を口頭で指名せず、後継者の名前を書いた紙を封じて宮殿の額に置き、死後に開封するという方法を採用した(後継者の変更はいつでも可能)。(後日確認:「太子密建」)
→候補者が最後まで切磋琢磨するので、清は優秀な皇帝が続いた。

○統治の正統性
周王朝は衰えていたが、桓公は周王朝を敬い(本心でなかったとしても少なくとも見た目では)、臣下の礼を取り続けた。覇者といえども自身に正統性があることを示さないと、権力は維持できないのだろうか。
→日本だと、天皇が権力者に統治のお墨付きを与える
→なぜ皇室を倒そうとする者は現れなかったのだろう?
→信長がそうだった?いたかもしれないが結局実現していない
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今回は、次の2話について、あれこれ語りましょう。

第3話 驪姫(りき)の陰謀
第4話 漂泊の覇者・文公(ぶんこう)

改元の10連休終盤の開催ですが、皆さんのご参加お待ちしております!

漫画:横山光輝「史記」文庫版第1巻(第3話 驪姫の陰謀、第4話 漂泊の覇者・文公)
https://www.amazon.co.jp/dp/4091925618

参加費:なし。ワンドリンクオーダーお願いします。

持ち物:上記漫画本(入手できない場合は、当日お貸しします)

場所:Blue Baobab Africa

アクセス:http://tomosu-lab.com/access-2
入り口が分からないという方が多いので、↑ご覧ください。

進め方:
(1) 読み
当日まで読めなかった方は、皆さんの話を聞きながら読んでみてください。読み終わったら参戦です(笑)

(2) 感想シェア、語り合い
読んだ方は、順番に、感想・気になったこと・みんなに聞いてみたいことなどを出し合い、語りましょう。

(3) 解説
背景知識など、オーガナイザーから解説します。