Skip to content

Details

学生時代は暗記科目で苦痛だったけど、最近歴史に興味が湧いてきて、改めて知りたい・学びたいという方は結構いませんか?
でも、本を読む時間がなかなか取れない、読んでもなかなか頭に入らないという方もいるかもしれません。

幸い、日本には優れた歴史漫画がたくさんありますので、これらをみんなで読んであれこれ語り合うと、楽しく歴史に触れられてよいのではないかと思い、この会を企画しました。

史記(しき)は、今から2000年ほど前、古代中国の前漢(ぜんかん)時代に司馬遷(しばせん)が記した歴史書で、四面楚歌、臥薪嘗胆、背水の陣といった故事成語の元ネタがたくさん出てきたり、人間や組織、社会に対する深い洞察が得られる書として、長年愛読されてきました。

ネタ本は、三国志でおなじみ横山光輝の漫画「史記」です。
前回は、第6話/臥薪嘗胆・第7話/呉の滅亡をネタにこんな話をしました。

○越の自殺戦略
・なぜこれができたのか?
・范蠡がすごい
・普通はただ前に出させるだけ
・奇襲作戦のひとつとして使っている→発想力がすごい
・伍子胥も混乱してしまった

○伍子胥と伯嚭
・賄賂工作に事前に手を打てなかったのか?
・伯嚭は同郷(楚)だったので見逃した?
・お金を払えばやってくれるのはある意味えらい
・この時代の賄賂は何が効き目があったのか?
・女性も贈っていた

○呉王闔閭(こうりょ)
・子供たちを連れて出陣しているが、リスク分散しなくていい?
・本能寺の変では信長と嫡男信忠が一緒に殺されている

○伍子胥と後継の夫差との確執
・最初は臥薪していた、意志も能力もあったのだろうが、どこから高慢になったのか?
・最初は老臣の言うことを聞くが、だんだん自信がつくと、自分でできと思う
・周りもおだて始める
・伍子胥との関係悪化は、特異性信用(「political asset」と言われている)が失われていった→認知的不協和を招いた
・息子を斉に亡命させたのは悪手、口実を与えてしまう
・なぜまた亡命しなかった? 先君への恩義?
・長江に投げ捨てられたのは侮辱する意味がある?

○越王勾践
・実際はもっと屈辱的なことをされた
・こいつは逆らわないと信じ込ませるために、あえて引き受けた
・夫差との差は、范蠡のいうことをよく聞いたこと
・夫差は伍子胥の言うことを聞かなかった
・当初は弱小勢力だったが逆転した例:項羽と劉邦、清盛と頼朝
・呉滅亡後、伯嚭は晒し首
・いい処分、呉の統治によい(「悪いのは伯嚭だった」というメッセージ)
・裏切り者はロクな扱いを受けない

Members are also interested in