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◆歴史漫画で読書会◆横山光輝「史記」を読もう◆その5◆

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Risa S.
◆歴史漫画で読書会◆横山光輝「史記」を読もう◆その5◆

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学生時代は暗記科目で苦痛だったけど、最近歴史に興味が湧いてきて、改めて知りたい・学びたいという方は結構いませんか?
でも、本を読む時間がなかなか取れない、読んでもなかなか頭に入らないという方もいるかもしれません。

幸い、日本には優れた歴史漫画がたくさんありますので、これらをみんなで読んであれこれ語り合うと、楽しく歴史に触れられてよいのではないかと思い、この会を企画しました。

史記(しき)は、今から2000年ほど前、古代中国の前漢(ぜんかん)時代に司馬遷(しばせん)が記した歴史書で、四面楚歌、臥薪嘗胆、背水の陣といった故事成語の元ネタがたくさん出てきたり、人間や組織、社会に対する深い洞察が得られる書として、長年愛読されてきました。

ネタ本は、三国志でおなじみ横山光輝の漫画「史記」です。
前回は、第6話/臥薪嘗胆・第7話/呉の滅亡をネタにこんな話をしました。

==========
○越の自殺戦略
・なぜこれができたのか?
・范蠡がすごい
・普通はただ前に出させるだけ
・奇襲作戦のひとつとして使っている→発想力がすごい
・伍子胥も混乱してしまった

○伍子胥と伯嚭
・賄賂工作に事前に手を打てなかったのか?
・伯嚭は同郷(楚)だったので見逃した?
・お金を払えばやってくれるのはある意味えらい
・この時代の賄賂は何が効き目があったのか?
・女性も贈っていた

○呉王闔閭(こうりょ)
・子供たちを連れて出陣しているが、リスク分散しなくていい?
・本能寺の変では信長と嫡男信忠が一緒に殺されている

○伍子胥と後継の夫差との確執
・最初は臥薪していた、意志も能力もあったのだろうが、どこから高慢になったのか?
・最初は老臣の言うことを聞くが、だんだん自信がつくと、自分でできと思う
・周りもおだて始める
・伍子胥との関係悪化は、特異性信用(「political asset」と言われている)が失われていった→認知的不協和を招いた
・息子を斉に亡命させたのは悪手、口実を与えてしまう
・なぜまた亡命しなかった? 先君への恩義?
・長江に投げ捨てられたのは侮辱する意味がある?

○越王勾践
・実際はもっと屈辱的なことをされた
・こいつは逆らわないと信じ込ませるために、あえて引き受けた
・夫差との差は、范蠡のいうことをよく聞いたこと
・夫差は伍子胥の言うことを聞かなかった
・当初は弱小勢力だったが逆転した例:項羽と劉邦、清盛と頼朝
・呉滅亡後、伯嚭は晒し首
・いい処分、呉の統治によい(「悪いのは伯嚭だった」というメッセージ)
・裏切り者はロクな扱いを受けない

今回は次の2話について、あれこれ語りましょう。最初の話は昔話にも出てきそうな、史記の中では箸休め的な内容だと思います。次の話は、改革を目指す人が結局報われないという冷徹な現実を突きつけられますが、学べることも多そうです。

第8話/因習打破
第9話/改革者の悲劇

皆さんのご参加お待ちしております!

漫画:横山光輝「史記」文庫版第2巻(第8話/因習打破・第9話/改革者の悲劇)
https://www.amazon.co.jp/dp/4091925626/

参加費:なし。ワンドリンクオーダーお願いします。

持ち物:上記漫画本(入手できない場合は、当日お貸しします)

場所:Blue Baobab Africa

アクセス:http://tomosu-lab.com/access-2
入り口が分からないという方が多いので、↑ご覧ください。

進め方:
(1) 読み
当日まで読めなかった方は、皆さんの話を聞きながら読んでみてください。読み終わったら参戦です(笑)

(2) 感想シェア、語り合い
読んだ方は、順番に、感想・気になったこと・みんなに聞いてみたいことなどを出し合い、語りましょう。

(3) 解説
背景知識など、オーガナイザーから解説します。

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