【読書会】ハン・ガン『少年が来る』＠東京都国立市

8/22（金）の読書会では、ハン・ガンの『少年が来る』（2014年）を読みます。
昨年、アジア人女性として初めてノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガンは、この小説で1980年の「光州事件」を題材にしています。日本が好景気に沸くさなか、隣国では民主化を求める市民に軍が発砲し100人以上が殺されるという事件が起きていました。この驚くべき事件も、そもそも1948年の建国以来17回も戒厳令が出された韓国の激動の歴史のこともわたしたちはあまり知らないように思います。今回の読書会は、私たちに最も身近な国の一つである韓国について文学からアプローチしようという試みです。
なお、つい最近NHKで韓国近代史のドキュメンタリーが放送されました。20世紀初頭の日本による植民地支配から昨年の戒厳令までを一気に振り返ってくれて大変参考になるので、読む前に見てみるのをお勧めします。ハン・ガンも出てきます。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2025147638SA000/?spg=P202100268200000
■ イベント詳細
📖 課題本：『少年が来る』（ 井手 俊作訳）
📍 場所： ロージナ茶房（JR国立駅南口、徒歩５分）※食事か飲み物を一品ご注文するようお願いいたします。
📅 日程： 2025年8月22日（金）19:00〜20:30予定
👥 定員： 〜5名程度の少人数制
💬 言語： 日本語

韓国の社会や歴史、フェミニズム、歴史の記憶の継承、そして現代のK-POPなど、面白い会になることは必須かと思います。お盆は韓国文学！